準備② DHCPサーバ


DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバは、要求を受けたクライアントに対し、管理帯域のIPアドレスから空いているものを払い出してくれるサービスだ。
最近は市販のルータに内蔵されていて、ルータやゲートウェイと同居している必要があるのかと思っていたが、DHCPクライアントはブロードキャストを用いて通信を開始するため、DHCPサーバは同一ネットワーク内であればどこに居ても良いようだ。
DHCPの概要についてはこちらがわかりやすい。

今回はCentOSへ導入してみた。
①dhcpdをインストールする。

# yum -y install dhcp


②設定ファイルをサンプルからコピーして編集する。

# cp /usr/share/doc/dhcp-4.1.1/dhcpd.conf.sample /etc/dhcp/dhcpd.conf
# vi /etc/dhcp/dhcpd.conf
option domain-name “fujitea.no-ip.biz”; ←ⅰ
option domain-name-servers 192.168.2.1;
log-facility local6;←ⅱ
default-lease-time 36000;←ⅲ
max-lease-time 43200;←最大リース時間(秒)。同上
subnet 192.168.2.0 netmask 255.255.255.0 {←管理するネットワークを指定
option routers 192.168.2.1;
option subnet-mask 255.255.255.0;
range dynamic-bootp 192.168.2.100 192.168.2.200; ←ⅳ
}

ⅰ:optionステートメントは、DHCPクライアントに通知される。ドメイン名は無くても困らないかもしれないが、DNSサーバは自環境に合わせて設定する必要がある。大抵は、ルータのIPアドレスを入れておけばいいはず。
ⅱ:1~7までのいずれかを指定可能。rsyslogの設定と合わせる必要がある
ⅲ:リース時間と最大リース時間(秒)。ホームネットワークで接続台数が多い場合は長くて良い。IPアドレスが枯渇しそうな時は短い時間にする。
ⅳ:管理するIPアドレスを指定。この例だと192.168.2.100~192.168.2.200のIPアドレスを払い出す。

③dhcpデーモンを起動する。

# service dhcpd restart


④自動起動設定と確認

# chkconfig dhcpd on
# chkconfig –list dhcpd
dhcpd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off←自分のランレベルがonになってればOK


実際にdhcpでipアドレスを払い出した場合は、/var/lib/dhcpd/dhcpd.leasesに払い出し情報が記録される。

⑤rsyslogの設定を編集してdhcpd.confで追加したlog-facilityに対応するファイル名を指定とrsyslogの再起動を行う。ログを出力する必要がないなら、この作業はやらなくてもよい。

# vi /etc/rsyslog.conf
local6.* /var/log/dhcpd.log←dhcpd.confに合わせる
# service rsyslog restart


ちなみに、DHCPサーバをルータと別にしたことにより、無線lanルーターへwifiを用いて接続した場合でもきちんとipアドレスを払い出してくれるかが心配だったけど、問題なく払い出しを受け、インターネットに接続できた。

この後各OS向けのブートローダファイルの配布設定のために、再度DHCPサーバの設定ファイルを編集する必要があるが、基本的な設定はこれで完了。

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