【レビュー】Spring解体新書


非常に良いspring入門書です。
kindle unlimited対象なので、未登録の人であればここから初月無料登録で、無料で読めます。買っても300円なので、十分安いです。
なお、springといってもspring boot使用前提です。

内容

DIコンテナ、AOPとspringの肝となる事が順番に紹介されています。
初心者にわかりやすくする工夫として、紹介するトピックに関わる部分だけをサンプルコード上で更新していっており、コードのどの部分が、その技術要素を用いてるのかを確認したり、コードの変更でどのように動作するか検証しやすくなっています。
これが結構重要で、javaのフレームワークはコードや設定ファイルで色々情報が散っている事が多いので、これまでの経験上フレームワークの入門書を読む際、サンプルコードで動かしても何と何が関連しているのかよくわからない事が多々ありました。本書はその辺(100%迷わないとまでは言いません)がかなりクリアになっています。
本書でも動作上どうしても一度に複数のjavaクラスを書いたり、htmlを書いたりしてからようやくマシン実行という流れはありますが、他の入門書に比べてずっと局所化されていると思います。

残念な点

少し残念な点として、JPAについては解説されていません。jdbcを使用した実装を行っています。spring dataでJPAを使用するところも解説されている事を期待していましたので、この点は少し残念でした。
また、誤記がちらほらあります。import文が抜けている箇所もあるので、調べられない人は素直に完成ソースをダウンロードした方が良いです。
そういったミスを踏まえても300円なら余裕でお釣りが来るレベルです。

他の書籍との比較

私は業務でstrutsの改造経験があり、本書を読む前にSpring徹底入門Spring FrameworkビギナーズガイドSpring bootビギナーズガイドを読みました(いずれも読破はしていません)が、入門者向けには本書がベストだと思います。
先の一冊は完全なソースサンプルがなく、動作検証し辛いです。書かれている実装で動かすまでで苦労します。他のフレームワークを触った事があるので大丈夫と思いましたが、色んな設定方法を細かいレベルで記載しているので、springのスキル、経験がある程度高い人向けと言えます。内容としては詳細まで解説されている良書なので、これから再度読み進める予定です。
後二冊はkindle unlimited対象の入門書なので、Spring解体新書とは完全に競合になります。しかし、Spring解体新書に比べるとサンプル、解説共に弱い印象だったため途中で解体新書に乗り換えました。

開発経験無しで、これからspring bootを学ぶ人にはとてもお勧めの一冊になります。

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